毎年スチール缶リサイクル協会が発表している『缶のリサイクル率』だけど、最新のものだと92.7%なんだ。
これは2011年度から毎年ずっと9割以上のリサイクル率だというから驚きだね。
僕たちの業界では「スチール缶はリサイクルの優等生!」なんて言ったりするんだけど、その理由はね、
・鉄は土にかえる
長い年月をかけて、鉄が錆びるとそのまま土に帰っていく。
・分別しやすい
鉄は磁石にくっつく性質を持っているから、ゴミの中から分別しやすい。
・回収後はすべて鉄になる
不純物が少ないから、集めた鉄は100%すべて何度も鉄に生まれ変わる。
なんとリサイクルされる鉄の量は年間約40万トン!どのようなものに生まれ変わるかというと、建築用の鉄骨や、自動車・飛行機の部品、家電、レールなどざまざま。
資源ゴミとして回収されなくても、みんなの家や職場で空き缶を小物入れや書類入れなどに再利用することもあるんじゃないかな。
このような使い方を、缶の二次利用「アフターユース」と呼んでいるよ。
もっと詳しく知りたい方は、スチール缶リサイクル協会(https://steelcan.jp/)のホームページへ。