【目次】 缶の基本①『ET材/TFS材/サテン材?缶の材質はどう違う?』 缶の基本②『スチール(鉄)を白く塗装するホワイトコーティング』 缶の基本③『缶の裏側はどうなっている?透明ニスか金ニスを選択』 缶の基本④『3ピース缶と2ピース缶の違いを特徴とともに解説』 缶の基本⑤『缶ならでは!立体感が美しいエンボス(彫刻)の世界』 |
お菓子や海苔などに使われる缶は大きく分けて3ピース缶と2ピース缶に分類できるよ。
蓋と胴体と底部の3つのパーツを合わせて作るのが3ピース缶。
蓋と胴体の2つのパーツでできているのが2ピース缶なんだ。
角缶、丸缶、楕円缶のカタログでは「3ピース」と「2ピース」に分けて表記してあるよ。
3ピースと2ピースの違い
それぞれの違いを図入りで説明するね。
●3ピース
蓋、胴、底の3パーツ(3ピース)に分かれているので、高さを変えられるものが多いことがメリット。(一部、高さ変更できない型あり)
また、胴と底をつないだ部分は底面のニス色が表側に見えてくるのが特徴。
●2ピース
蓋と胴の2パーツ(2ピース)に分かれていて、胴と底は一枚の板でつながっているよ。だから底面にも胴と同じ色数を印刷することができちゃうのがメリット。
また、2ピース缶には以下の2タイプがあるんだ。
・組上缶
十字型の板を紙箱のように折り曲げた缶。金方堂の組上缶はすべてこの作り方だよ。角缶や上記の絞り缶に比べると、角の丸みが少なくて直角に近いイメージの缶にできるのが特徴。
※組上缶の解説はこちら
【ご注意】2ピース缶は、胴の高さを変えられません。カタログに記載の高さのみ製造可能です。
次回は缶の彫刻、エンボスについてのお話。